SNS(Facebook・Twitter・Instagram・LINE)普及により、人と人との距離感が圧倒的に〝近く〟なり、容易にコミュニケーションが図れる現代です。
SNS集客で営業コスト削減!!
SNSをしない経営者は淘汰される!!
という触れ込みを真に受けてしまうと介護タクシー経営はうまくいきません。少なくとも私はそう思っています。
SNS投稿を毎日行って露出頻度を高め、有益な情報発信を行い、誰からも好かれるような人柄を伝え(演出して)、いずれは予約成立につなげていこう…
↑↑これは効率的なようで非効率です。
SNSは道具です。
SNSにつかわれていはいけません。
スマホ画面上のバーチャルなやりとりよりも、直接対面のコミュニケーションから生まれ湧き出てくる〝生の感情〟を大事にしたいものです。
SNS主流だからこそ生の人間に触れろ
数年前に幾度となく介護タクシーめぐりで通院・入退院の送迎をご利用いただいたリピーターがいました。
連絡を頂いた方の祖母が車いすユーザーだったんですね。
毎週ご利用いただいたあとから月に1回、3か月に1回と言う風に利用頻度が少なくなっていきました。
その後、祖母ではなくその方の旦那さんを通院させたいと連絡があったのは8か月ほどのブランクがあってからの事でした。
振り返って反省する事になりましたが、その方の祖母の介護タクシー利用を終えてから一か月経過した後くらいにでも訪問営業をしておけば良かったと悔やまれました。
何故ならその方の祖母の通院送迎が落ち着いたあと、介護タクシーめぐりに父親を送迎してもらいたいと思ったんだけど、連絡先が記されたリーフレット・名刺を無くされてどうにもこうにも連絡が取れず仕方なしにケアマネ経由で別の介護タクシーを利用したんだと後から聞かされたんですね(苦笑)
(携帯操作に慣れていないので電話帳登録が出来なかったらしいですw)
介護タクシー事業者は改めて気を引き締めるべきでしょう。
このような甘い考えは今すぐに東シナ海に捨てましょう。
私自身の経験則からも言えますがこちらが思っているほど、信頼関係は築けていないです。
定期的な訪問営業なり
手書きのはがき・ニュースレターなどの販促物を届けて〝温もり〟も添えて届ける必要があるんですね。
訪問営業前の「何だか気分が乗らない」をぶち破ろう
何か気分が乗らないとか、
そろそろ行かなきゃまずいような感覚なんだけど…とか、
どうせ行っても以前と変わらないし…とか。
心のどこかで、今まで利用していただいたお客様との関係性やケアマネ・相談員とのつながりが結ばれているものだ(そう思いたい)との気の緩みから
能動的に動かなくなってしまいます。
売り上げが一向にアップしない原因はいくつもの要素が絡み合っての結果なので一概には言えませんが、訪問営業が足りていないことは自覚しておく必要があろうかと思います。
SNSに力を入れよう!とか、
コストパフォーマンスの高いIT活用が集客効果抜群だ!などの
空気感に包まれている現代。
だからこその
生の人間と触れ合い、対話し、何気ない会話から顧客の隠れたニーズを探りだせる
訪問営業は2019年・現在でも有効であると断言します。
介護タクシーの集客につなげるための効果的なアクションを優先順位ごとに挙げるなら、
- 訪問営業
- チラシ配布
- 情報発信の継続(SNS・ウェブサイト)
です。
11年経営の実感として訪問営業後のケアマネ・相談員からの予約依頼だったり、
利用して頂いた方からの口コミだったり、そういった生の人間との触れ合いから介護タクシーご予約に強い影響を与えていると感じているんですね。
人の目を見て喋ることにもの凄い羞恥心を抱いていたのですが、突撃訪問・顧客宅訪問をそれとなくこなせるようになった今、
試行錯誤の日々は無駄ではなかったと確信しています(笑)
でも、わかっていても足が動かないんですよ…
訪問営業をためらわずに出来るようになるコツを知りたいですか?
結論、コツなんてありません。
行くしかないんですよ。
トライするしかないんですね。
トライした先に見える反省を拾って仮説をたてて再トライするしかないんですね。
それでも動けないというのは、対面営業に向いていないかそこまでしなくても食えている現状がそばにあるからなんだと思います。
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