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介護タクシー車内へ100V正弦波インバーターを取り付けてみた。

そろえたい福祉機材

このサイトでは、インバーター(正弦波・短弦波)について専門的な知識をドヤ顔で

披露するのではなく、車の仕組みや電気の仕組みについて苦手意識を持つ女性目線に向けた超分かりやすい説明を心がけたいと思います。

実際、介護タクシー事業者にも女性が増えてきていますしね。

当社の介護タクシー車両内・助手席マウントサイドには医療用機器の電源にも対応できる正弦波100Vの電気が取り出せるインバーターを備えております。

つまり、家庭用100Vコンセントと共通する形状です。

助手席サイドに取り付けた100V正弦波インバーター

付き添い席からもアクセスしやすい絶妙な位置だと自負しております(笑)

インバーターには正弦波と短弦波の2種類がありまして、介護タクシー事業者が100Vインバーター購入を検討するなら絶対に正弦波を選びましょう。

 

介護タクシー事業者なら正弦波インバーターをすすめる強い理由はお客様の安全/安心から

電気が取り出されるカタチには直流と交流があります。

 

カンタンに言えば直流とは乾電池から流れる電気のカタチ、

交流とは部屋の中にあるコンセントから流れる電気のカタチです。

 

世の中にある電気機器(テレビ・洗濯機・照明器具など)は、ほとんど交流電源を前提として設計されています。

専門的な知識を欲しがるならこちらをどうぞ(笑)

電気の直流と交流は何が違うか、ご存じですか?

 

介護タクシー乗客の車いすユーザーが使用されるたん吸引器や人工呼吸器なども、交流電源からでないと動くことができません。

 

しかし車のエンジンをかけるときに必要なバッテリーは〝直流〟という仕組みですから、「直流から交流にかえる変換器=インバーター」を用意する必要があります。

 

そして、さきほども述べたように、

直流から交流に変換するインバーターには2種類あるのです。

 

短弦波インバーターとは

ホームセンターや〇〇トバックスなどのカーショップ量販店で販売されているインバーターは全て短弦波インバーターです。

DIY好きで車好きでもある私は、よくホームセンターやカーショップ量販店にウィンドウショッピングしますが正弦波インバーターは今まで一度も見たことありません(もしあったら御免なさい(^^;)

 

商品のキャッチコピーは「アウトドアキャンピングなど外出先でもスマホ充電・ノートパソコン使用OK!」というもの。

 

短弦波インバーターは他にもこんな特徴があります。

  • ¥10,000以下で買えるものが多い
  • シガーソケット(タバコの火をつける為に用意されたもの)から電源をとるタイプが多い
  • 正弦波に比べて軽い(同じ3000Wクラスでも1.8㌔と8.2㌔の違い)

 

¥10,000以下で買えて・2㌔以下の重量で・シガーソケットから電源をとるインバーターは、

ほぼ短弦波(または短形波/修正短弦波)とみて間違いありません。

 

 

なぜ短弦波がダメなのかというと、

スイッチをONにした瞬間から100Vが安定的に出力されない不安を抱えるからです。

 

 

たん吸引器や人工呼吸器など、お客様の生命にかかわる大事な医療機器が100%に近い状態で仕事をしてもらうには、短弦波よりも正弦波インバーターに軍配が上がるんですね。

 

正弦波インバーターの特徴とは

 

カンタンに言えば、

  • 短弦波に比べて高い値段
  • 短弦波に比べて安定的に100V交流電源を出力できる
  • 短弦波に比べて製品が重くなっている
  • バッテリーから直接電源をとる構造

 

です。

 

私の介護タクシーに取り付けている電菱 インバーター SK350-112は、理論上では、ノートパソコンも動かせるほどの機能を備えてます。

 

この正弦波100V電源インバーター購入を決めた最大の理由は

お客様の中には痰の吸引器やネブライザー・人工呼吸器を使用する方もいらっしゃるため、ご家族の介護タクシー移送中の不安(目的地たどりつくまで痰がからむ)を少しでも取り除きたいと思ったからです。

 

こういった形のたん吸引器ですね。

↓ ↓ ↓

病院・介護施設などでよくみられる吸引器で、それらの電気使用容量を調べてみると100VAが多く、350W容量正弦波インバーターでも問題なく稼働できると判断したためです。

 

ハイパワーのものでも使用容量は100VAがほとんどです。

 

しかしながら、先日、総合病院の看護師師長より

800Wの電気容量が欲しいのですが、めぐりさんのタクシーで対応できますか?

と問い合わせがあり、350Wでは応えられないためお断りする事例がありました。

 

近々、電菱 正弦波インバータ1000W/12V SK1000-112 denryoに取り換えようか迷っております(苦笑)

民間救急タクシーを開業・経営される方にとって正弦波インバーターはマストアイテム

 

その事業になるとトヨタ・ハイエースか日産キャラバンクラスの大型車両をチョイスして運行することになるでしょう。

 

民間救急タクシーを行う際、たん吸引器や人工呼吸器・輸液ポンプなどの医療機器を使用されるタクシー移送の依頼が圧倒的に多くなります。

最近のワンボックス車両ともなるとメーカー出荷時にオプション扱いで100V電源コンセントが備え付けられている車両も見受けられるようになりましたが、

 

  • 中古福祉車両で介護タクシーを開業したものの必要に迫られて100V交流電源を備えたい場合

 

正弦波インバーターを取り付ける必要が出てきますよね。

民間救急タクシー移送こそ容量の大きな正弦波インバーターをチョイスすべきです。

 

なぜなら、移送中の距離も100㌔を優に超える移送依頼がほとんどで、長距離でもお客様の安心安全を助けてくれる医療機器を2つ同時に使用する場合もあるからです。

 

実は、私の社会人最初の就職先は仮設電気工事士でした(笑)

 

その経験からも言えますが、家屋・施設で使用する電気容量は余裕を持ったものになっています。

エアコンしか使わない、、といった計画段階でも住み始めると空気清浄機や温風器や掃除機が増えてきたりするものです。

 

民間救急タクシーにおいては1500W以上正弦波インバーターを備えておきたいものです。

 

インバーター本体の電源ケーブル長さだけではバッテリー設置場所のエンジンルームまで届かない場合がほとんどですので、別売りのヒューズ付き延長ケーブル購入もおすすめです。

 

私がつけた電菱 インバーター SK350-112の本体ケーブルではエンジンルームのバッテリーまで届かなかったもので、延長接続して安全ヒューズもつけました。

グローブボックス中までしかケーブルは届きません。

奥まった防水グロメットに切り込みをいれ、ケーブルを引き出しました。

電気を供給するバッテリーから助手席サイドまで1.5メートル以上離れているので「太いケーブル(22スケア)」で電気を送らなければなりません。

 

介護タクシーに正弦波インバーター取り付けへのまとめ

 

DIYに自信のある方はご自分で取り付けてみるのもいいかもしれません。

 

さいわい私は電気工事士としての経験と車/バイクのメンテナンス好きがこうじて自分で取り付けることができましたが(笑)

 

お客様の安全安心を約束する介護タクシー運行に厚みを加える100V正弦波インバーターを、経営のおともに加えてみてはいかがでしょうか。