救急車が到着するや否や車内からスッと飛び出し、患者をのせたあとスッと車内に収めることができる搬送器具といえばストレッチャー。
介護タクシー運行においても、ストレッチャー搬送依頼は特に珍しいことではありません。
地域によっては毎日のようにストレッチャー搬送を2,3件こなす実例もあるくらいですから、救急車を使うほどじゃないけれど寝姿勢を保ったまま移動しなければならないニーズに応えられるのは
- 介護タクシー
- 民間救急タクシー
この2択しかないわけなんですね。
そんな寝姿勢保持を支えてくれるストレッチャーも、お客様(患者)目線・介護タクシー乗務員目線で専用設計されたものが断然イイわけです。
今回ご紹介するストレッチャーCは、搬送器具製作に長けている合同会社介護タクシーアドが現場の声を受けとめて洗練された2020年パワープッシュの介護タクシー/民間救急タクシー専用の搬送機器です。
実は私、同会社のストレッチャーB(旧タイプ)も所有しているのですが、それと比べて「何が変わって何が洗練されたのか」という視点も織り交ぜながら今回のブログを書き記しておきます。
■現在ストレッチャーBを所有している・もしくは他社製ストレッチャーで運行しているが、買い替えを検討している介護タクシー事業者
このような介護タクシー専用ストレッチャーがあることをぜひ知って頂ければと思います。
※80ヴォクシー車椅子車両搭載での紹介記事になりますが、ハイエース・キャラバン福祉車両でのストレッチャー搬送にも対応OKですよ!
※キャラバンの車内固定に関しては、固定具タワーの別途導入が必要になります
※弊社webサイト限定で特典購入できます。
記事をお読みいただき、記事最後の申し込みフォームからお問合せください。
介護タクシー専用ストレッチャーCの外観・特徴とは
ストレッチャーCは介護タクシー車内のゆとりを確かにもたらした
ストレッチャーCの最大のウリは、50㌢スペースの有効活用ができる点にあります。
旧タイプのストレッチャーBと見比べてみると一目瞭然です。
ストレッチャーC・背上げ状態
ストレッチャーB・背上げ状態
どちらの画像も、助手席スライドレールを全開にして足もとスペースに余裕を持った状態を同一にしています。
ストレッチャーCは担架フレームが90度に折れ曲がることでトランスポーター車輪を進行方向に50㌢ほど前進できています。
そうすることでストレッチャー足もと側にゆとり空間が生まれたんですね。
ストレッチャーC:足下スペース
ストレッチャーB:足下スペース
50㌢のゆとりは視覚的に明らかですよね。
介護タクシー運行においては、ストレッチャー搬送と車椅子運行を同じ日にスケジューリングすることも珍しくなく、
限られた車内スペースに無駄なく資機材を詰め込んでお客様が求める運行内容に応えていくことが、余分なガソリン支出を抑え、効率よい移動時間と経費削減につながる重要なファクターとなります。
ゆとり車内スペースが生まれることで
- お客様の手荷物をたくさん載せられる
- 車いす機材を詰め込める
ギチギチに詰め込まれた車内スペースのまま運行するよりも、ゆとりある方がお客様も精神的に気持ちいいでしょう。
ストレッチャー搬送の大半は病院~病院への転院ですから、お客様がこれまで使っていた生活用具を転院先へ同時に運ぶ際に、この有効スペースは大きな効果をもたらしてくれます。
介護タクシー専用ストレッチャーCはクッション厚みがあきらかに違う
まず一目見て分かるのは、患者の身体を支えるクッションの厚みが増したことです。
ストレッチャー搬送を受けた側、つまり、患者さまからの感想に

移動中、路面凸凹の振動が突きあがって疲れた・痛みをおぼえた
というものがあります。
適度なクッションのコシと厚みを増したことで患者の移動中の疲労はかなり軽減されるでしょう。
それは自然とお客様が感じる乗り心地向上へとつながっていきます。
ストレッチャーC:クッション厚み8センチ
ストレッチャーB:クッション厚み4センチ
ストレッチャーBに比べると、倍以上の厚みで患者の身体をホールドしてくれているのがお分かりかと思います。
経年劣化によりクッションのヘタりはどうしても避けられませんが、これほどの厚みを備えていますから安心感は減ることはないでしょう。
介護タクシー専用ストレッチャーCは背上げ機能が「無段階」へと変わった
マットレス枕もとの真裏部分に背上げ調整ダンパーがあり、黒色レバーを上(赤・矢印)に押し上げた分だけ背上げができて、
黒色レバーを下(黄色・矢印)に押し込んで頭側クッションを片手or両手で押し下げた分だけ背もたれを戻していく構造になっています。
ちなみにストレッチャーBでは3段階の背もたれ調整機能でしたので、
お客様の背上げリクエストにミリ単位で応えられるよう配慮した点は合同会社介護タクシーアドの繊細かつ細やかな配慮と言えるでしょう。
最初は背もたれを元に戻す際の操作方法に戸惑いを少し覚えますが、搬送件数をこなしていく事で身体が覚えてスムーズに操作できるようになりますよ。
介護タクシー専用ストレッチャーCは小物入れが備わった
梱包時に同封されているブルーポーチの中に安全ベルト×2本が入っているのですが、このポーチ上部にあるマジックテープをトランスポーター本体に結わえることで、
そのまま小物入れとしても活用できます。
- 血圧計
- パルスオキシメーター
- 消毒剤
- 救急セット(ガーゼ・絆創膏・タオルなど)
これらを1カ所に収納することで効率的なケアもその場で行えますし、チャックを閉めればホコリなども寄せ付けないので衛生面でもバッチリですね。
介護タクシー専用ストレッチャーCは伸縮式点滴棒・酸素ボンベ架台も標準装備
トランスポーターフレームに点滴棒が備えられています。固定用ゴムクリップから簡単に脱着可能です。
点滴棒固定ブラケットもお好みの位置に取り付けることができます。
↓ ↓ ↓
酸素ボンベ架台の取り付け位置もトランスポーターフレームにノブねじで固定するようになっていて、かなりすっきりした印象です。
(取付位置に丸型フェルトクッションがあらかじめ付いています)
トランスポーターフレームから簡単脱着できるストレッチャーC担架
お客様住宅の玄関手前に段差や凸凹があったり、下駄ばき構造(1階駐車場)の2階家屋へ患者搬送を行うときには、トランスポーターと担架を切り離して対応しなければなりません。
そのようなリクエストにも勿論応えられるようになっています。
トランスポーターフレームにはめ込み用のガイドがあり、脱着が容易でありながらも、移動中のガタつきを極限まで抑え込んだ配慮が見られます。
左側ガイドと担架のすきま
右側ガイドと担架のすきま
左右から挟み込むようなぴったりフィット構造で「カチャカチャ」といった金属同士がこすれ合う不快な音も全くありません。
介護タクシー専用ストレッチャーCは車輪ロックのON/OFFレバーがさらに見やすくなった
使い慣れるまでのあいだ、車輪ロックレバーのどこを踏み込めばロック/解除になるのか迷ったりするものです。
明確に色分けされたON/OFFレバーで迷いのストレスから解放してくれます。
ちなみに灰色レバーを踏むと固定、緑色レバーを踏むと解除となりますよ。
介護タクシー専用ストレッチャーCは高さ調整ハンドル操作が分かりやすくなった
操作ガイドのシールが貼られているので高さ調整も悩むことはないでしょう。
先日の病室お迎えストレッチャー搬送では看護師との連携を行いましたが、この操作ガイドラベルを見たことで看護師さんも手慣れた手つきで高さ調整を行ってくれました。
扱いやすさ・分かりやすさにもこだわっているストレッチャーCです。
介護タクシー専用ストレッチャーC 仕様/スペック
※単位はミリメートル・キログラムを採用しています。
本体サイズ | 長さ1820×高さ(最小490・最大720)車輪含む |
重量 | 担架14㌔(←マットレス3㌔含む) トランスポーター26㌔ |
サイドレールサイズ | 高さ210×幅600 |
キャスターベース | 幅480×長さ910 |
キャスター(車輪) | 125Φ |
本体フレーム材質 | アルミニウム合金/鉄 |
枕・マットレス | オックスフォードレザー/ウレタン |
キャスター材質 | ゴム/プラスチック/鉄 |
点滴棒 | アルミニウム合金/樹脂 |
小物入れポーチ | ナイロン |
酸素ボンベ架台 | アルミニウム合金/ナイロン |
※最小高さ490mmとは、地面から担架フレーム上端までを指しています。
介護タクシー専用・搬送昇降ストレッチャーCのまとめ
マットレスクッションの厚みを手厚くしたことでお客様への負担軽減へとつながり、担架フレームを50㌢コンパクト収納できるよう設計したことで介護タクシー車内のスペース有効活用が可能となりました。
移送のプロとして依頼を獲得したいのなら、介助スキルや心構えはもちろんのこと、
信用ある搬送機材をいかに多く取りそろえているかが肝になってきます。
介護タクシーだからこそ提供できる安楽搬送を、求めているお客様に届けましょう。
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※合同会社めぐり(介護タクシーめぐり)は、ストレッチャーC製造/販売元・合同会社介護タクシーアドと販売代理店契約を結んでおります。
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