【2020総括】現役介護タクシー乗務員がおススメする福祉車両は80ヴォクシーZSで決まりだ

開業への心がまえ
※2020年6月リライト済の記事です

 

 

2018年12月(総走行距離12,000㌔)から、この80ヴォクシー車椅子福祉車両と沖縄県内を走り回り、数々の障碍者高齢者お客様との思い出運行を共有し、このブログ執筆時点において総走行距離100,000㌔を超えています。

 

購入してみて、そして、所有から2年8か月を経過しても満足度4つ星を維持し続ける80ヴォクシー車いす福祉車両をオススメするには、以下のストロングポイントがあります。

 

誰がどう見ても〝カッコいい外観・ルックス〟を備えている
乗客にとって重要な〝快適乗り心地〟が約束されている
タクシーの価値である〝ピンポイント移送〟を約束できる絶妙なボディサイズ
介護タクシー運行の肝〝スピーディー車椅子乗降〟を実現するスロープ構造

 

順を追ってレビューしていきましょう。

あ、もちろん、メリットだけを述べるつもりはありません。

 

デメリットについてもしっかり言及していきますよ。

早い話が、「積載性に欠ける」んですけどね。

 

それについてはのちほど書き記していくとして、まずはストロングポイントから列挙していきます。

 

福祉車両はカッコよくCooLに 80ヴォクシーZSはそれを体現した

 

カッコいいとは正義です。

カッコよさとは、所有者に満足感を与えるのはもちろんのこと、その車に乗る乗客にも誇らしさを添えてくれるのです。

 

流線形デザインにフロントグリルメッキが武骨さとCooLさをアピールしています。
オシャレは足もとから。純正ホイールデザインもスタイリッシュでカッコよくなりました。
ZSとは車種グレードを指しており、エアロパーツが標準装備されているのが特徴で、パッと見の外観が違います。
ちなみに、車いす固定装置2基を標準装備している80ヴォクシーの外観は以下のようになっています。
個人的印象ですが、「のっぺり感」を感じてしまって何だかダサいと思うんです。
価値観は人それぞれだということは承知しながらも、
どう考えてもZSの方が〝カッコよく魅せよう〟という心意気が感じられたもので、めちゃくちゃググってゲットしました。
補足情報ですが、80ヴォクシーZSには車いす固定装置は1基しか設定されていません。
車いすユーザー2名同時外出を請け負うこともある介護タクシー事業で、固定装置が2基備わっていないと売上機会を損失することにもつながりますから、
  • 顧客獲得と実用性を重視してZS(カッコよさ)をあきらめなければならない
という選択肢しかないように思えますが、車いじりが大好きでDIYスキルとバリエーション豊富な工具を備えていれば、
車いす固定装置1基のZSを2基にカスタマイズすることが可能です。
実際、私はそういう風に行いました。

〇箇所にシートベルト・バックルを追加しました

赤丸箇所はほとんど手間いらずでベルトマウント取り付けOK 黄色箇所はそれなりのDIYスキルを要します

陸運事務局にて構造変更検査をしっかり受けて「車いす固定装置2基」のお墨付きを受けていますよ。
大切なことなのでもう一度いいます。
カッコよさとは正義です。
実用性を兼ねた福祉車両はごまんとありますが、カッコよさにもこだわった車両はかなり限定されます。

リゾートホテルでのお客様お迎えにもマッチングした佇まいを添えてくれます

そういった意味あいでも80ヴォクシーZS車いす福祉車両は大変におススメなのであります。
コストパフォーマンスに優れた中古福祉車両購入でお悩みの方は弊社お問合せフォームにご相談ください。

80ヴォクシー福祉車両は快適乗り心地性能に優れているからおススメ

車両の快適乗り心地を決める要素には

  • 高品質専用タイヤ
  • ドライバーの運転スキル

などが挙げられますが、

足回りサスペンション構造そのもの

が乗り心地を決定づけているといっても過言じゃないでしょう。

 

80ヴォクシーの足回りをチェックしてみると、コイルスプリングとショックアブソーバーの組み合わせにより、路面凹凸からの衝撃を和らげているのです。

 

 

より専門的な知識を求めたい方は各自でググって頂くとして、簡潔にもうしあげると、快適な移動を前提に造られた乗用車ベースの足回りと、

重い荷物を何千回運んでも壊れにくいように設計された頑丈な貨物ベースの足回りでは〝乗り心地の差〟は明らかに違うんですね。

 

80ヴォクシーよりも車内空間にゆとりがあって手荷物・福祉機材(車いす/ストレッチャー/酸素ボンベなど)をたくさん載せられる日産キャラバンやTOYOTAハイエースの福祉車両の足回りは貨物ベースになっています。

2019年4月20日インテックス大阪開催「バリアフリー2019」で撮影したハイエースの足回りサスペンション構造

このような鉄製板バネを3枚ほど重ねた「リーフサスペンション」は、はっきり言って乗り心地悪いです。

 

製造メーカーの意図としては、売れる市場(建築/土木・配送etc)の使用意図をくみ取った車両設計にしなければならないので、

乗り心地→多少犠牲にする

メンテナンス/耐久性→荷物と多人数を運ぶのでこちらを優先

という構図になります。

 

 

コイルスプリング構造の80ヴォクシーと比べると乗り心地の差は歴然なんですね。

蛇腹形状のカバーは、雨天走行時の泥除けや役割を果たし、コイルスプリングへのダメージを和らげ製品寿命を引き延ばしてくれます

 

補足情報になりますが、健常者が当然のように座っている乗車シートは、身体を保持するホールド性と衝撃を和らげるクッション性に富んでいます。

 

しかし、車いすユーザーらの乗車位置はクッション性など考慮されていないフロア床面なんですね

また、

タクシー乗務員がどんなに丁寧に慎重に運転しても、路面凹凸や縁石段差を乗り越えたときに感じられる「ガツン!!」という衝撃を避けることはできません。

このことから、

車いすユーザーらの快適移動を約束するには路面凹凸からの衝撃を和らげる機能に特化した乗用車ベース足回りサスペンションの80ヴォクシーに軍配が上がるというわけなんです。

 

施設送迎車両・救急車に比べると、乗り心地はかなりちがいますね!

このようなお客様の感想を何度も耳にしています。

 

80ヴォクシー福祉車両の絶妙ボディサイズがピンポイント移送を約束する

80ヴォクシーのボディサイズは以下のようになっています。

長さ469㌢メートル
173㌢メートル
高さ184㌢メートル
車両重量1660㎏

タクシーとは、「どんな場所へもピンポイントでお迎えする/お見送りする」ことが使命であり、それを約束してくれるからこその運賃対価なんですね。

 

大型バスやマイクロバスや電車や新幹線で到達できない〝場所〟へダイレクトに行けるから、高い運賃を支払ってでも乗客はタクシーを利用するのです。

〝移動時間の短縮〟にお金を払っていただいているのですね。

 

そのピンポイント移送が「やりやすいのか・やりづらいのか」は今後の介護タクシー運行を経営するうえで重要なファクターとなります。

 

 

また、Uターンがしやすいかどうかもタクシー運行に大きな影響をあたえます。

日産キャラバンやTOYOTAハイエースが2回切り返し操作を行ってUターン完了するのと、1回でUターン完了する80ヴォクシーでは乗務員の運行ストレスという面であきらかな差を感じるものです。

 

都心部のせまいコインパーキング内で他の乗用車に接触することなく、スムーズな切り返しができると、お客様のもとへ迅速に駆けつけて介助にあたることができますからね。

 

そうそう、忘れていました。

高さ制限のある立体駐車場や施設に「スムーズ進入できるかどうか」も、タクシー運行において大変重要です。

特に雨天時において、お客様を濡らさずにピンポイントでお迎えできるか否かは、リピート有無をわけることにもなりかねません。

 

  • 車いす操作を行うハンドリムが濡れて移動がやりづらくなる
  • 車いす車輪に泥がついてお客様の気苦労を呼び起こしてしまう
  • 酸素ボンベなどの医療器材を濡らして誤作動をおこしてしまうやも
  • 水濡れ厳禁の電動車いすユーザーに不安を与えてしまう

 

雨天時の外出を避ける傾向にある車いすユーザーの心理は、おおむねこのようなものです。

 

80ヴォクシー高さ:184㌢/1.84メートル

日産キャラバン高さ:228㌢/2.28メートル

TOYOTAハイエース高さ:220㌢/2.2メートル

これらのボディサイズを把握したうえで、どの車両をチョイスするかは経営者自身の判断に任されますが、14年間介護タクシー事業を運営してきて、80ヴォクシーでなければピンポイントアクセスできなかった施設・ご自宅がいくつもあったことを申し添えておきます。

 

80ヴォクシー手動式スロープの乗降スピードは世界一だ

と思っています(笑)

 

以前はAZR60ノア・電動式スロープ車両で仕事していたのですが、ZRR80ヴォクシー手動式スロープに乗り換えてからは、車いすユーザーの乗降時間は50秒ほど短縮されました。

80ヴォクシーにも電動式スロープは設定されていますが、手動式スロープタイプを強くススメます。

 

その理由は先ほども言ったように〝乗降スピードが格段に早く済むから〟なのですが、それ以外にも、

  • スロープ前倒れ機能を活用して手荷物が詰め込める
  • 車内の圧迫感がない
  • 電動式=部品が多い=故障の際、手間(お金/修理時間)が手動式と段違い

なのですね。

車いすユーザーを乗せて補助シートも活用しつつ手荷物が詰め込める配慮がなされた80ヴォクシーは利便性バツグンです

電動式スロープの場合

手動式スロープの場合

手動式スロープにも「ニールダウン」という車高を下げて車いす乗降をやりやすくしてくれる設備が備わっていますが、乗降介助のコツを覚えると、この機能を使わずとも車いす乗降できます。

ニールダウン前(走行状態)

ニールダウン後(乗降オンリー状態)

女性ドライバーの介護タクシーも増えていますから、ニールダウンと電動ウィンチ機能を活用すれば、安全にラクに車いす&ストレッチャー乗降ができます。

 

その理由は、80ヴォクシーはフロア面の低床化を実現したため、60ノア/ヴォクシーに比べて圧倒的に車いす乗降がやりやすくなったんですね。

 

タクシーの価値とはピンポイント移送に加え、

サッと乗ってサッと移動できる機動性も忘れてはなりません。

 

車いす乗降を1秒でも早くスピーディーに完了させることは、付き添いご家族をお待たせすることなくストレスを感じさせずに目的地へお運びできるので、お金を払って得られる価値(快適移動)を提供できるんですね。

 

電動リフト・電動スロープでは味わえない快速車いす乗降をお約束できるのが、80ヴォクシー手動式スロープタイプなのです。

 

80ヴォクシー福祉車両のデメリットは〝モノ・ヒト〟が詰め込めない

 

沖縄観光依頼で

  • 車いすユーザー1人(リクライニング型車いす)
  • 付き添いご家族6人
  • キャリーバッグ数個

というものがありました。

80ヴォクシー車いす固定装置2基では乗車定員5人となるため、受け入れることができません。

 

また、海外からの観光客で、こちらの予想外に手荷物キャリーバッグを持ち込んできたお客様もいらっしゃいました。

画像がピンボケしてますが、キャリーバッグ含め5つの手荷物をなんとか詰め込んだの図です(笑)

車いすユーザー1人に付き添いご家族4名だったため、果たして入るのかどうかヒヤヒヤしましたが。。。

 

そのような多人数の依頼は頻繁にあるものではありませんが、5人以上10人未満の小グループからの観光ドライブニーズがあることを申し添えておきます。

 

まぁ、80ヴォクシーにもルーフキャリアを取り付ければ手荷物積載性をアップさせることはできるんですけどね。

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80ヴォクシー車いす福祉車両のまとめ

手荷物積載性・乗車定員制限のデメリットはあるものの、

それを上回るカッコよさ・快適乗り心地・ピンポイント移送・快速乗降スピードを標準装備している80ヴォクシーZS車いす福祉車両手動式スロープタイプは、これから介護タクシー事業を営む予定の開業者におススメできる車です。

 

車両購入選びで悩んでいる方へ参考になればうれしいですね。

 

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