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介護タクシー事業者はサービスの利用価値を自ら低く見積もってはならない

介護タクシ―経営

 

じわりじわりと介護タクシーご予約依頼数が上がってきております。

 

 

勿論、油断することなく過信することなく

自分が出来る事の一つ一つを積み重ねていくだけなのですが、

お仕事を頂ける充実感や感謝の言葉と料金を頂ける充足感と言うものは

会社員時代には感じられなかったものでした。

 

 

 

大袈裟に言えば

これだけでも起業してみる価値はあるでしょう。

 

 

 

理屈や話の上で知っている事と

自らの体験をもって知り得る事にはかなりの開きがあるものです。

 

 

 

思い起こせば4年前、兄からの事業継承時はどうやって展開したらいいのか、介護タクシーの予約を頂けるためにはどうしたらいいのか?

の不安から逃れられず自己啓発・営業関係の本を読み漁ったものです。

 

 

それまで6年ほどの運行経験があったにも関わらず自分の勝手な考え、何より、経営に対する意識の薄さもあいまって

 

正当に頂くべき料金を、相手にも割引理由も伝えず自己満足的善意で、

2、3割安く見積もって経営を続けていた時期がありました。

 

 

何故そのような思考に陥ったのか?

 

振り返って自分自身を掘り下げていくとこのような〝思い〟を見つけることができました。

 

 

  • その料金の価値を分かりやすく伝える言語化能力が足りない
  • お客様の心理として料金は安い方がいいだろうという思い込み
  • 安くしたことでお客様の日常生活にも若干貢献できたという自己満足
  • 経営を持続させる為の収益積み上げの重要性を学んでいなかった

 

 

特に、2番と3番はお恥ずかしい勝手なこちら側の善意ですからね。

 

 

どれだけ上から目線なんだと恥ずかしくなります。

 

 

 

安くサービス料金を見積もるという事は、

自らの価値が安いと公表しているようなもので「こんだけ安くしているからそれに見合ったサービス内容でいいよね??」とお客様に伝えているのです。

もちろん、直接的に言及してはいません。

無意識下でそう思いたいのです。

 

その料金をいただくに見合ったサービス内容のブラッシュアップをする気がないのです。

 

 

先日のお客様は、旧盆を自宅で家族で一緒に過ごされたいという思いを叶えるべく介護施設⇔自宅 往復送迎を賜りました。

 

介護タクシーの移送ミッションを安全に完了し、料金額をお伝えすると

 

えっ?それだけでいいの、申し訳ないからこれだけ、、受け取ってね

チップを¥2,000もいただけました。恐縮です……

 

この時の経験は私の中でもの凄く重要な瞬間となりました。

 

誠実に・真摯に「移動の便利と快適」をお届けすれば、お客様はにこやかな笑顔で料金をお支払いくださるのです。