カワムラ・リクライニング車いすRR40に酸素ボンベケースを取り付けてみた

そろえたい福祉機材

 

きっかけは先日依頼のあった酸素ボンベ活用者の退院搬送でのこと。

先ずはこちらを。

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当社のスタンダード車椅子に取り付けた酸素ボンベケース

当社のスタンダード車椅子に取り付けた酸素ボンベケース

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このタイプの車椅子では座位が保てないお客様を運ぶことが出来ません。

ケアマネからはリクライニング車いすを用意してくださいと要望がありました。

 

つまり、

寝たきり状態の患者さまか、

中距離移送の負担を和らげための寝姿勢で運んでほしいのでリクライニング式車椅子が必要だということです。

なおかつその患者様は肺気腫をかかえる方だったので酸素ボンベを持ち込んでの移送を求められたわけなんですね。

 

しかし、弊社リクライニング車いすには酸素ボンベケースを取り付ける所がない。

 

とりあえずスタンダード車いすから取り外し、即席でこのように加工・取り付けしました。

 

取り付け時はしたいひゃ~(どうだ!)と思ったんですが。。

取り付け時はどうだ!、やってやったぜ!!と思ったんですが。。

 

この状態では背もたれを後ろに倒したときにケースから酸素ボンベがこぼれ落ちそうになります。

依頼のあったお客様には大変申し訳なかったのですが、背もたれをボンベが落ちないギリギリの角度まで起こしなんとか移送を安全にコンプリート。

 

とはいえ、自己満足でDIYを終えてはなりません。何故ならお客様の身体的負担・移送負担を限りなく和らげる準備と実行を行うことこそ、我々介護タクシードライバーの使命なのですから。

 

次なる移送ニーズに対応すべく酸素ボンベケースをネット購入しようかと検索したのですが、価格は1万6千から2万円。これもお客様の為の設備投資なのですからケチるべきではないのですが、

どうにか知恵を働かせてDIY(自作)できないか?と考えたんです。

 

 

んで購入した材料がこちら。

 

素直に買ったら?

素直に買ったら?

 

というツッコミが聞こえてきそうですがこういうDIY好きなんですよね。

強度を保ちながらいかにセンス良く仕上げるか。今までの整備経験・車バイクイジリの経験がこういった所で生かされるんです。若者よ、真剣に遊べよ!!

追加購入。

追加購入。

 

ネットで販売されている専用器具・画像を参考にこのような手順で仕上げてみました。

 

 

 

お客様お尻の真下に取り付けるイメージです。

お客様お尻の真下に取り付けるイメージです。

その事により重心も安定します。先ほどの取り付けした場所は酸素ボンベの重みで車いす前輪が持ち上がって若干ウィリーしそうな気配すらありましたから(汗)

 

パイプを通します。

パイプを通します。

 

パイプ太さは18Φ(180mm)。ボンベケース・通し穴よりも3mmほど小さいです。

 

車いす側のパイプに注目。

クランプの隙間に注目。ねじを目一杯締めても、この隙間が発生しています。

 

平行にはしっている車いすボディのパイプとクランプで挟んでいるパイプは太さが同じではないためクランプの隙間を埋めるため、先ほどのクッションスポンジをはさむ必要があります。

 

 

こんな感じっす。

こんな感じっす。

 

2ミリ厚のゴム素材でも良かったかな?と購入した後に思いました(笑)

 

DSC_0525 (1)

うん、しっかりとホールドしております。少しばかりパイプ長さが足りなかったか。

 

もう一本のパイプも取り付けましょう。

 

このように。

このように。

 

おお。それっぽくなってきましたね。因みにこのクランプは先ほどのクランプよりワンサイズ小さめの19Φです。なので先ほどのスポンジクッションを咬まさなくてもピッタリフィットしてくれます。

 

着脱可能なナイロンバンド。

着脱可能な結束バンド。

 

こいつ2本を使用して先ほどのパイプとボンベケースを十字に挟み込み、移送中の震動でボンベケースが左右に暴れないようにしっかり固定しました。ここで注意して頂きたいポイントは、結束バンドは完全固定式ではなく、仮止めタイプを購入する事です。

 

スタンダードタイプの車椅子にボンベケースを組み替えるときやリクライニング車いすをコンパクトに折り畳んで収納したい時に、ニッパーを用意して切らなくても指先操作だけで取り外しが可能になります。

 

完全固定式なら切った瞬間からゴミになりますからね、もったいない精神がDNAに組み込まれている日本人なら共感するでしょう(笑)

 

出来上がりましたー!

出来上がりましたー!

 

手前のバンドは酸素ボンベ本体をケースに仮固定する目的で購入しました。

実はこの酸素ボンベケース、小規模事業者持続化補助金の制度を活用した購入品です。

参照サイト:小規模持続化補助金 突破の為の7つのポイント

 

 

ネットリサーチ段階で130Φと105Φの2種類があったんです。

悩んだ挙句、『大は小を兼ねるっていうしな』ちゅうことで130Φ購入を決めたんですが……

 

これまでの運行経験上、105Φでも問題ありませんでした。

 

 

そもそも、介護施設から病院までの移送区間(私の営業区域の場合 20~25キロ圏内が主)だけ安全に酸素が供給されていれば問題ないわけです。

 

 

残量が少なかったとしても病院側で補充なり替えのボンベで対応できますしね。本土の民間救急事業者とか介護タクシー事業者なら県をまたぐ長距離の転院はざらにあるでしょうからこのサイズ(130パイ)のボンベケースを活用なさっている方もいらっしゃるでしょう。

移動距離が沖縄とは比べ物にならないでしょうし。

 

 

私の実感上、まず沖縄県では130Φケースは必要ありませんね(苦笑)

 

おお!カッコいい!!

おお!カッコいい!!

 

自画自賛の出来栄え。

 

これで目いっぱい背もたれを倒してもボンベケースに接触することなく移送が可能になりました。

バズーカ砲を思わせるイカしたデザインw

バズーカ砲を思わせるイカしたデザインw

 

男心をくすぐるじゃないですか。これだからDIY止められないんだよね。具体案が出るまでにウンウン20分ほど唸ってたけど(笑)

 

 


 

材料費

  • パイプ太さ18Φ(180mm)×470mm×2本→\535
  • 25.4Φ直行クランプ×2個→¥576
  • 19Φ直行クランプ×2個→¥516
  • 結束バンド→¥237
  • スポンジクッション→¥97
  • ホールドベルト→¥237

合計 ¥2198


 

 

やりました。

 

これぞ、【Do It Your Self】の醍醐味。

 

 

ホームセンターへの材料費買い出しも介護タクシー運行がてらで寄って購入してますからそれほどガソリン食ってないと思う。せいぜい¥500くらいじゃないか。

 

腕にそこそこ自信のある方は自己責任でお試しくださいね。

 

あ、あとこの加工を施したことで一つ難点が。

 

車椅子が折りたためなくなりました。(笑)

 

出来なくもないけど、パイプ取り外しに5分はかかるな。

 

 

路面凸凹の移動時に締め付けネジの緩みが予想されますので車いすポケットに工具を忍ばせておきました。適時、〆ておきます。

 

 

 

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