潜在看護師とは一度は現場に携わった経験はあるものの
諸事情により辞職し
国家資格を保有したまま別のお仕事に携わっている または再就職を試みている状況の方、と言えばよろしいでしょうか。
看護師と聞いてどんなイメージが思い浮かぶでしょう…?
- とにかく激務(身体介助・深夜勤務・排せつ・入浴・痰吸引・経管栄養ケア)
- 安定した給与
- 献身的な対応
- 白衣の天使(古っ)
このような感じではないでしょうか。
私も仕事柄、看護師とは連携を取りながらベッドから車いすへの移乗介助をおこなったり時に、介護タクシー予約の橋渡しにもなってくれる大切なパートナーともいえます。
じつは10数年前に急性肝炎で1か月ほど入院したとき、その時お世話になった看護婦の献身的なケアに大変心を打たれ、
ダメもとで退院去り際に携帯番号渡して食事して音信不通になったという輝かしい過去がありまして……。
話がそれましたが、本題へと移りましょう。
安定の給与と引き換えにある看護師 精神・身体の崩壊
その現場でなければ知らない事は山ほどあります。
その現場でなければ知られない事も山ほどあります。
その代表の一つともいえる看護業界。
検索すれば彼女(最近は男性も多くなった)らの悲痛の声を聞き取ることができます。

夜勤と残業が多くてとてもしんどい…休みも取れなくて心がボロボロだ…

職場の人間関係や患者さんとのコミュニケーションに疲れる…
神経がすり減っていくよ……

給与に見合わない重労働というよりも、命の重さにかかわる医療ケアのプレッシャーにおしつぶされそうだ…
見出しの安定の給与と言う表現も看護師本人たちから言わせれば
「いやいや、全然労働に見合っていないから!!」
とクレームが聞こえてきそうです。
また、
提供しているサービスは同じなのに本土と沖縄の看護師給与に開きがあるという情報もありますしね。
にこやかな笑顔と献身的なふるまいで患者やご家族へのケアにあたる看護師らの背景には相当なご苦労を抱えながら奮闘しているといえそうです。
看護師の離職理由から伺える仕事へのモチベーションとは
恐らくですが、激務労働の看護師も、生活を送る上での安定(その背景には結婚も見据えた)
の為に渋々続けざるを得ないという葛藤に揺れているんだと思います。
勿論、給与以上にやりがいを見出している方もいらっしゃいましょうが
犠牲なき献身こそ真の奉仕
というナイチンゲールの名言にも、看護師が看護師であり続ける為の
真髄が表現されています。
私なりのとらえ方ですが、
尽くす心も重要だが自己犠牲を引きずってまで患者に奉仕することは望ましくないんだよ
心のゆとりをもって(休養を取って)接しなさい
人に尽くすには資金がいるんだよ、人に尽くすもの(看護師)にきちんとした報酬で報いないと無報酬のボランティア活動のように続かないんだよね
継続される奉仕こそ〝真の奉仕〟だよね
と仰っていると思うんですね。
激務体制で現場に向き合う看護師にとって、白衣の天使ナイチンゲールのこの言葉は理想と現実のギャップをしめす皮肉のように感じられるかもしれません。
看護師が辞めたくなる理由とは
大きな理由は患者・職場関係の人間関係によるものなんでしょう。
例えば、看護師と管理者側(上司・看護師長)とのコミュニケーションの行き違いから関係がギスギスしだして心に傷を負いうつ病も患うほどに重症化するのだそう。
看護師だけに限らず組織・会社としてチームで働くのであれば
必ずや人間関係のトラブルは避けられません。
大なり小なりどの職場でもあることでしょう。
その一手が患者の命を左右するやもしれない現実と日々向き合っている
彼女達のストレスたるや想像以上のものなんでしょう。
身を削るとはまさにこの事かもしれません。
自分らしく生きるとは何か
今いる環境が苦しければ思い切って飛び出してみるのも一つの選択肢かと思います。
「そんなこと言うのは簡単だよ、他人事だから簡単に言えるんでしょ?」
と愚痴ってみたところで自分から環境を変える!と決断しない限り平行線のままですよね。
環境を変えるとは何も即辞職という事ではなく
自ら率先して社内環境の改善に働きかけるとか、一人が厳しいなら
共通の意識を持った同僚とそのまた同僚と働きかけて一定のアクションを起こす事は
可能じゃないでしょうか。
看護報酬に関していえばその勤め先・病院の経営状況だったり
医療保険という国がらみの仕組みに則ったものによる為、
即給与アップ!とはならないものです。
生活の安定と引き換えに劣悪な労働環境に身を投じ続けるか
環境を変える決断をするか
日々、葛藤されている看護師の心情は穏やかではないと思います。
まぁ、このように断定してもいけないんですけどね。
実際は、劣悪な環境じゃないしコミュニケーションバッチリだし
給与体系にも満足しているという看護師もいるでしょうから。
色々述べてまいりましたが、一つ提案したいのですよ。
潜在看護師の皆様。介護タクシードライバーはいかが?
実際、看護師としてキャリアを積み重ねた女性ドライバーが
介護/福祉タクシーを開業して自分らしく活躍されているという実情は
あるんですよ。
んで、それって結構強みになるんですね。
何故かと言えば
- 医療現場で培ってきた吸入酸素・痰吸引・人工呼吸器の取り扱いなど豊富な看護経験がお客様・家族への信頼アップによい影響をあたえる
- 男性が行き届かない女性ならではの細やかな心配りや同性の患者へ安心感を与える
- 同性へのデリケートなケアも女性ならでは出来る(排せつなど)
特に、1番目の体験・経験というのは大きなもので、命の最前線で日夜活躍してきた看護師の視点は移動にお困りの高齢者・障がい者への介助や接遇に活かされるはずなんです。
医療現場で患者の表情や体調変化の移り変わりに対する観察眼・洞察力を培ってきた看護師の力量は、介護タクシー移送中のお客様の体調変化をすばやく察知することにもなるでしょう。
また、介護タクシーは自分の裁量で仕事を受けたり営業時間をコントロールする事も可能ですよ。
なんたって個人事業主、つまり、貴方が経営者なんですから。
誰に指図されるわけでも無く人間関係に押しつぶされることなく、
自分の思うようにビジネスが展開できます。
会社や組織に属しているなら基本、そのルールに則って動かなければなりませんが
個人事業主ならその縛りから解放されます。
私も日々、その充実感・開放感を味わっている所です(笑)
それがなくちゃスモールビジネスをやってられませんから。
それじゃあ、介護タクシービジネスの現状ってどうなの?
と疑問に思われた方は何時でもご相談ください。
勿論、男性看護師からの相談も受け付けておりますのでお気軽に。
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