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介護/福祉タクシー経営者もキャッシュレス決済に対応しなければ未来は薄い

オンラインシステム

 

かれこれ8年前からスマホやタブレットでクレジットカード決済できるsquareカードリーダーを所有しているのですが、なじみの飲食業や理容業・小売店のレジまわりをチェックしても、キャッシュレス決済ツールがまだまだ浸透していない印象を受けます。

 

バックドアガラスでキャッシュレス決済をPRしている

経済産業省によるキャッシュレス5%還元は終了しています

同業者介護タクシーの公式サイトや車両外観を見ても、私のように「クレジットOK」をPRする販促ツールを見かけることは殆どないんですね(車内で表記しているかもしれませんが…

手のひらサイズに収まるクレジット決済機がカンタンに導入出来て維持費もまったくかからないのに、介護タクシー同業者はなぜ取り入れようとしないんだろう…?と不思議でなりません。

現金収受だけにこだわっていると、カードで支払いたい欲求の太いお客様がカード決済を整えている介護タクシー事業者を選ぶことになり、売上機会の損失になっちゃいますよ。

 

キャッシュレスとは
◆現状、「キャッシュレス」については、必ずしも、広範に共通的に認識されている定義があるわけではありませんが、例えば、「キャッシュレス・ビジョン」では、「物理的な現金(紙幣・硬貨)を使用しなくても活動できる状態」を指すこととしています。
◆現在、多種多様なキャッシュレス手段が登場しています。例えば、「クレジットカード」、「電子マネー」、「デビットカード」、スマートフォンを使った「QRコード」などの種類があります。
引用元:経済産業省ホームページ「キャッシュレスとは」より

 

令和になって キャッシュレス決済したい顧客がこれからますます増える理由を解説

 

私の運行経験に照らし合わせてみれば、15年間でクレジットorペイパル(PayPal)でのオンライン決済を実施した実績数は15件ほど。

15年間で15件。

 

それだけの期間運営してその程度の実績数なら、現金支払いで十分と思いますよね。

いやいや、積極的にPRしてなくても15件のキャッシュレス決済希望者がいたんですよ(積極的にPRしなさいよって話ですが)、これって凄くないですか。

 

乗客の心理に立てば、介護タクシーを利用したいタイミングにあいにく現金の持ち合わせが無いことも十分あり得ます。または、現金は一応もっているんだけど、あえてカードで支払いたいという欲求もありますね。

補足しておくと、介護タクシー料金の支払いは障がい者高齢者本人だけでなく付添い家族が立て替えている…こともよくあります。いや、むしろ、私の運行経歴を振り返ってみれば付添い者が支払うことが多いですね。

 

車椅子ユーザーの奥様だったり兄弟だったり親戚など。その方々の年代は50代~60代が多数を占めます。つまり、クレジットカード所有にさほど抵抗が無い世代です。下記リンク先の統計調査をみると50代~60代男女の発行枚数が多いですよね。

 

日本のクレジット統計2018年(平成30年)引用元:一般社団法人日本クレジット協会より

 

しかし、なぜ、お客様は現金よりクレジットカード決済したいのでしょうか。それにはちゃんと理由があるんです。

 

キャッシュレス決済するとポイント/マイル還元が受けられるから

日常用品や経費の支払いをクレジットカードで済ませたいキャッシュレスユーザーは毎年増えていて、小銭を持ち歩かずにポイントやマイルもたまるお得な生活に毎日快感を覚えているわけなんです(笑)

私も経費の支払いはマイルに自動換算されるクレジットカード決済ですし、プライベート支払いはおサイフケータイの楽天エディ決済をコンビニで「シャリ~ン♪」してます。

 

ちりも積もればなんとやらで、私の場合、経費/プライベート支払いをキャッシュレス決済していると1年間で沖縄⇔東京往復できるチケット分は余裕で還元されるわけなんですね。

◆口座引き落とし&現金支払いはお金が出ていくだけ
キャッシュレスは支払ってるのにお金が戻ってくるみたいなイメージ

 

この旨味があるからこそクレジットカードユーザーが増えていくわけなんです。それ以外にも、不特定多数の手垢にまみれた小銭/お札から感染リスクを避けやすい…というメリットもあります。

支払いを2か月後にコントロールできるから

マイルも貯めたいけど、私の場合、支払いをコントロールできるというのがクレジットカード決済の大きなメリットだと思っています。

 

例えば、背もたれ角度を容易に調整できるリクライニング車椅子が手元になければ介護タクシー運行依頼を受けるチャンスを逃してしまいます。実際、この車いすがないと話になりません。

寝たきりの方や座位が保てない高齢者障がい者はいますからね。

調べてみると価格は16万円だった、なかなかのプライスです(笑)

 

今現在の手持ちの現金財布やこれからの固定費・変動費の支払いを計算すると、15万一括支払いはとても無理。

 

しかし、クレジット決済なら、手持ちの現金がなくても支払い時期を2か月後にずらして購入すべきと思ったときに購入することが出来ます。カードブランドや決済代行会社にもよりますが、3回払い・5回払いなどの分割購入もOKになります。

 

いま購入しなければ運行に支障がでる設備
いま導入しなければ売り上げ獲得に響いてしまう機材

この悩みをクレジット決済がすぐに解決してくれるわけです。

支払いをコントロールできるほかに、スマホアプリでクレジット決済履歴をチェックすれば「何にいくら使ったか」という支出の管理が分かりやすいです。年度末の確定申告作業をラクにしてくれますよ。

 

という風に、キャッシュレス決済はお客様視点でメリットがあり、介護タクシー事業者にとってもメリットがあるわけなんですねぇ。

キャッシュレス決済のデメリットは手数料とやり方を覚えること

キャッシュレス決済はもちろんメリットばかりではありません。

私が所有しているsquareカードリーダーでは、クレジット決済ごとに3.25%手数料が売上から引き落としされます。

例えば……
売上¥5,000-square手数料3.25%(
¥160)=口座振り込み ¥4,840
売上¥15,000-square手数料3.25%(¥325)=口座振り込み ¥9,675

 

この手数料を「もったいない!」と捉えるかどうか。私はお客様がクレカ決済したい環境を整えるための必要経費だと割り切っています。

 

あとは、アカウントやパスワードを作成してアプリに事業者情報(業種・銀行口座など)を登録すること、アプリを立ち上げて・お客様からカードを預かって決済して・サインをもらってレシートを送信する作業に慣れる必要があることですね。

 

まぁ、車椅子乗降介助と同じで、最初はぎこちないものの回数こなせばサラッと出来るようになりますけどね。

 

介護タクシー運行で実際にキャッシュレス決済したお客様事例とは

 

例えば、先日の介護タクシー乗客はクレジットカード所有者で、現金の持ち合わせがないタイミングだったけれど、当社のサイトを検索エンジンから発見、

メールで問い合わせのやりとりを経て予約成立&リピート運行3回。障がい者本人がクレジットカード所有者でした。

 

つい先日の貸切沖縄観光を利用して頂いたお客様の二日間のタクシー料金支払いも、これまたクレジット決済をご希望されました。
※明らかに富裕層の匂いがプンプンただよっていました…

 

リゾートウェディング終了後日の沖縄観光を希望されていたお客様は、当社サイトを検索ページで発見、7時間もの貸切観光ドライブの料金支払いをクレジットカードで決済。

キャンペーン期間中に無料導入したsquareカードリーダーは、こちらが想像していたよりも簡単にスパッとクレジット決済できちゃうんで驚きましたね。

※画像バナーをクリックすると登録ページに移動します

私が活用しているSquareカードリーダーも、楽天エディなどの電子マネーにも対応予定になるのが嬉しいですね。

楽天Edyで決済する人は多いので、さらなる顧客獲得につながりますなぁ。

まとめ

キャンペーン期間中なら無料で決済機が導入出来て、キャッシュレス決済を希望するお客様がたとえいなくても、固定費・管理費がゼロ円、売上管理もスマホアプリですぐチェックできて銀行振込手数料もゼロ円だから売上から引き落とされる心配なし。

 

ポイント/マイル獲得を楽しみに、支払い時期をコントロールできるキャッシュレス決済をもとめているお客様のこころを理解して、ぜひ、現金支払い以外の決済環境を整えましょう。

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