介護タクシー開業予定の方や経営中の代表者に口をすっぱくしてお伝えしたいのが、
長期的経営をのぞむなら、事務/経理作業をナメるな
ということです。
介護タクシー組合に属していた時の私の経営姿勢を振り返ると、運行と介助と打合せ参加だけに意識が及んで「会計・経理の勉強と実践」がおろそかになっていたよなぁと反省したものです。
自論ですが個人事業主の形態が多い介護タクシーでは、経営者であり乗務員でもある代表者自身が、経理・会計作業を行わねばならないと考えています。
なぜなら、以下のポイントを数字で可視化することで、介護タクシー事業の健康状態がハッキリ分かるからです。
◆新規のお客様がどの経路(チラシ/WEB/口コミ)からやってきたのかを把握する
◆リピーターは今月何組だったかを調べる
◆経費はいくらかかったのかをデータ表に打ち込む
◆確定申告前に予測される今期売上見込みをたてる
どんぶり勘定でその場しのぎの綱渡り経営をしないためにも、オンラインツールをフル活用して介護タクシー事業の健康を保ち続けましょう。
介護タクシー経営規模くらいで事務作業を人に任せるのがそもそも甘い
介護タクシー運行で1日8時間勤務としても、みっちり乗客に向き合っている時間(運行/介助)は3時間もないでしょう。都道府県をまたぐ民間救急タクシーはのぞきます。
つまり、あとの5時間は身体を休めたり、乗客を迎えに行く道中だったり、当日予約に備えた〝ヒマな時間〟なのです(あえてそう言いました)。
この空き時間をぼーっと過ごすのではなく、Wi-Fi環境が整っているカフェやファストフード店に足を運んでノートパソコン開けば、先月分の売上/経費を会計ソフトに打ち込むことができます。
オンライン会計ソフトを使ってこまめに記帳するクセをつければ、税務署の冷たいパイプ椅子で長時間待たされることなく、確定申告もラクに済ませられるんですよ。
オンラインシステムを使えなければ経営はハードモード突入
お客様運行を通して痛感させられたお話をしましょう。
車椅子ユーザーとなられた女性は、ある会計事務所の事務員でした。
彼女はパソコンを使って日々の売上/経費を打ち込んだり、顧客データを管理したり、領収書整理や金融機関への振り込みうんぬんの細やかな作業で、会計事務所を支えていたわけです。
しかし、突然倒れてしまい車いす生活を余儀なくされました。しかも認知症を抱えてしまったので、以前のように金銭管理や経理作業を任せることはできません。
ここで会計士の旦那様は突如として経営につまづいてしまった。
書類作成・顧客管理・金融機関での諸手続きなどのいわゆるめんどくさい事務作業を、奥様にほとんど任せていたのです。
風のうわさでは営業停止を余儀なくされたようですね。
事務員をまた新たに雇えばいいんじゃないの?
確かにその選択肢もありですが、介護タクシー事業においてはスタッフ雇用や増車増員をかんたんに考えていてはダメです。事務員雇用も例外ではありません。
パソコンの取り扱いや操作が分からないという人は、地域のパソコン講座やパソコン教室で学ぶ選択肢もあります。要は、やる気の問題です。
「時間がない」は理由になりません。
介護タクシー経営者は1日も早くオンラインツールに慣れよう
介護タクシー事業に限らず請求書作成や売上/経費管理やZOOMミーティングなどは、パソコンがなければ話になりません。手書きで現金出納帳に書き込んだり電卓を叩いて確定申告表に数字を記入する時代は昭和で終わっています。
また、キャッシュレス決済が主流になっているにも関わらず、小銭/お札の現金決済にこだわる介護タクシー経営者の何と多いことか。。それってポイントやマイルが貯まるからカード決済したいお客様の心理を無視しているんですよね。
いや、でも、やっぱり苦手だしすごくお金かかりそうだから、なんとなく嫌なんだよね。。。
安心してください、オンラインツールは使っていけば誰でも必ず慣れていきます。
使わないから慣れないのです、シンプルなコトですね。
介護タクシーめぐり おススメ オンラインツールと税理士検索システム
ここから紹介するオンラインツールは私が現在も使用中のものや、類似性の高いツールも併せて紹介しています。どちらも顧客満足度や経営効率を高めていると実感できるものです。
これらのツールはオンラインに苦手な人たちが少しでも使いやすいように便利なように仕組み化されたもので、実際に使ってみると、その利便性に驚くことでしょう。
参考にしてもらえればうれしいです。
個人事業主と介護タクシー開業者の味方 クレジット決済ツール 「square」
個人事業主でもOK!事業の業種、形態、規模、または法人・個人にかかわらず、カード決済が導入できます!
Misocaでサクッと見積書・請求書・納品書が作成できる!
Misoca(みそか)の何がラクって、見積書や請求書を一度も作ったことのない人でも、あっという間に体裁の整った書類が出来上るところです。
枠線引っ張ったり、電卓たたいて計算しなくてもいいんですね(笑) まぁ、数字の確認は必要ですけれども。
そして、見積書に打ち込んだ数字・テキストは、自動的に納品書/請求書 注文書/注文請書に転用されるのでめっちゃ効率よく書類が作れます。
また、オンラインで作成終了した書類をすぐに
- 郵送代行(1通¥160)
- メール送信
することができます。
サザエ この見積書、郵便ポストに入れてきて
なんて面倒を頼む必要がありませんね。郵便代行があるのには私もびっくりしました。
認知症患者の送迎料金請求で行政書士事務所への郵便代行を使いましたけれど、しっかり口座に振り込まれておりましたよ。
月あたり5通までが無料プランの範囲です。
介護タクシー経営くらいでしたら、無料プランで十分ではないでしょうか。
有料プランをサクッと説明しますと、
■月当たり100通までの「プラン100」で毎月¥3,000
※どちらも1年間無料 電話/メールサポート付き
です。
事務員雇うより、オンラインスキル手に入れた方が固定費超圧縮ですよね。
無料で使える クラウド請求書・見積書・納品書管理サービス Misoca(みそか)
やよいの青色申告オンラインなら確定申告が超ラクラク!
個人事業主やフリーランスが年度末の3月に近くなると
やべぇ、領収書整理ぜんぜんやってないし、収入/支出の計算してねぇや
という嘆きの声を毎年聞いておりますけれども、毎月・月末に集中して領収書整理や売上/経費の数字を会計ソフトに打ち込んでおかないから、年度末にバタバタするわけです。
めんどくさいことを先延ばしにして良かったなぁ、と実感したことが私にはありません。
やよいの青色申告オンライン会計ソフトなら、売上/経費の数字を打ち込んでいけば、自動的に計算してくれて、毎月の収入・支出と売上に対しての経費構成比などが一発でつかめるように配慮されています。
ガソリン代が何%とか、交際費今月使いすぎじゃねぇ?みたいな驚きも数字がわかりやすく伝えてくれます。
これらの打ち込み作業を毎月しっかりやっていれば、年度末に慌てず、むしろ1月の閑散期に確定申告できるようになるでしょう。いまは税務署に出向かなくても、パソコン上からオンライン申告できるのでさらにラクです。
個人事業主ならやよいの青色申告オンラインを選びましょう。
私のような小規模法人なら下記の弥生のオンラインがおススメです。下記の画像バナーをクリックすると申し込みページに飛びます。
会計ソフトfreeeとスマホでサクッと確定申告完了
やよいの青色申告オンラインも便利なんですが、こちらの会計ソフトfreeeもおススメです。
- 事業に使ったレシートをスマホカメラで撮影したら自動的に会計ソフトに連動・自動集計
- スマホから会計入力が可能
- 銀行・クレジットカード情報を会計ソフトと紐づけて入力作業をさらに効率化
極力パソコン画面に向き合わずに確定申告までに費やす時間を短縮できるように配慮されているのが魅力です。
経営をラクにするfreeeは他にも、
◆請求書・見積書・経費精算などの書類作成
などの機能が備わっているので、事務作業の効率化がいっそう図れますね。
やよいの青色申告との違いは、freeeに対応する税理士さんがいくぶん多いというところでしょうか。
100万人ユーザー突破の支持数からもおススメできる会計ソフトです。アカウント登録後 最大30日間無料で使えます。
毎月¥2620の負担だけで、事務員を雇わずに外出先からサクッと入力出来て、確定申告で3時間以上も待たされずに済むわけですからコスパに優れたオンラインツールだと断言できます。
税理士紹介サービス〝税理士ドットコム〟で健全な経営と節税対策を介護タクシーにも
書籍やグーグル検索で会計の勉強をしても、どうしても分からない問題にぶつかる時が必ずきます。
このお金は会議費なの?それとも交際費なの?
とか
キャッシュレス還元で戻ってきたお金はどのように仕訳けたらいいの?
自治体からの契約事業の入金処理は売掛金と買掛金どちらで仕訳けたらいいの?
とかですね。
他業種の経営者と向き合い続ける税務の専門家・税理士に何かあれば相談できる〝場所〟があるのはとても心強いものです。
この安心感を確保しておきましょう。
合同会社を経営している私は今現在も、会計ソフトの打ち込み(仕訳の解釈)が間違っていないかのチェックを、信頼ある税理士にお願いしています。
税理士をお探しなら、下記の一括検索サイトを参考にしてみてください。
今、仕訳けている勘定科目が正しいのかそうでないのか、税理士の知識・ノウハウで助けてもらわないと、経営と事業が確定申告がむずかしくなりますよ。
あわせてすすめたい 簿記知識を深める本
会計ソフトに数字を打ち込む前に、税理士に決算申告作業を丸投げする前に、介護タクシー経営者自身も勘定科目とか仕訳けなどの簿記基礎知識を勉強しておかないといけません。
交際費とか売掛金とか減価償却費とか現金出納とかの用語と意味などですね。
全く知識がない状態で会計ソフトをさわってしまうと、意味が分からなさ過ぎて挫折してしまいます。
簿記3級レベルの基礎知識くらいは、事業を経営する代表者はぜったいに勉強しておくべきです。
もちろん、グーグル海にもその知識は漂っているのですが、手元の書籍でいつでも見返せるように準備しておきましょう。
営業所に戻る必要なし ノートパソコンHP Pavilion15で外出先でもオンライン作業
〝営業所に戻らないと、見積書作成・ブログ更新・会計ソフト打ち込み作業出来ない〟先入観からいますぐ抜け出しましょう。
前述したように、外出先の無料Wi-Fiカフェやファストフード店でコーヒーしばきながら作業は出来るのですから。
また、カラオケBOXにこもれば、SkypeやZOOMつかってオンライン打ち合わせもできますし。あ、もちろん、このHP Pavilion 15-cs3000にもwebカメラ付いていますので安心してください。
ノートパソコン1台目購入のコツは、書類作成だけ出来ればいい初心者レベルでもなく、オンラインゲームできる上級者モデルでもなく、サクサク動く中級レベルを選びましょう。
それがHP Pavilion 15-cs3000 です。
まとめ
オンラインツールに慣れるまでは正直ストレスです。
しかし、活用できてくると、従業員を雇わずに事務経理ができますし確定申告もラクになります。
また、お金の出入りを帳票で管理しているので、事業融資や給付金を受けとるための事業計画書・書類作成もスピーディーに完了します。
1日も早いうちからオンラインシステムに触れる・活用することを強く進めます。
たとえ介護タクシーを廃業することになったとしても、そこで得たスキルやノウハウは必ず他の職場で活きるからです。オンライン活用なくして世界が成り立たないくらいに時代は急速に進んでいますので。
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