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介護タクシー経営者はしんどい階段介助依頼を断るまえに2つの訓練と1台の昇降機を検討してほしい

2階までの階段 介護タクシ―経営
※2023年1月に記事更新しました

 

介護タクシービジネスを経営していると、どこかのタイミングで階段介護を行わなければならない依頼が舞い込んできます。

そうなると、介護タクシー事業者の選択肢は以下の2つになりますね。

【1】介助技術と体力に自信がないのでお断りする
【2】乗務員1人で昇降させる階段介護スキルで応えるか、2人体制で対応する

 

段差やぬかるみなどのバリアを解決できるスキルとノウハウが介護タクシー乗務員にある(ハズ)からこそ、サポートをお願いしたい という依頼側の心理になるわけですが、【1】のお断りは介護タクシービジネスを経営するものとして正直どうなの?と思うんです。

もちろん、お客様の安全を保障できない という観点に立ってお断りすることは何ら否定されるものではありませんが、体力的にしんどくてやりたくないという姿勢なら、それはある種の怠慢だといえます。

なぜなら、外出先バリアを解決できるスキルやノウハウや専用ツールでお客様の要望にピンポイントで応えられることこそ介護タクシーの存在価値であり、その要望を安易に断ることは自らの存在価値を弱めているに等しいからです。

やるべきことをやっていますか?
備えるべきスキルやツールを知ろうと、体得しようと行動していますか?

階段介助の依頼から逃げていると頼りない介護タクシー事業者と認定されてしまう

ケアマネージャーや連携室相談員から依頼される介護タクシー運行内容とは、自宅先玄関から病院入り口までの送迎だけにとどまりません。下記のような依頼もザラにあります。

■お客様自宅のベッドから車いすへの移乗介助と衣類着脱介助
■外出先でトイレが近いお客様への排泄介助のお手伝い
■自宅玄関から車道に至るまでに立ちふさがっている段差・階段・ぬかるみを安全に負担をかけずにクリアする

タクシーで送り届けて、はい終わり…だけでなく、身体介助も提供できるから介護タクシーというビジネスが日本各地で支持されています。

階段介護に不安、自信がない、やった事がない…こういう理由はいくらでも湧いてきます。

ならば、どうしたら出来るようになれるか?可能にするためにはどのような下準備・備えをしなければならないか?という思考に切り替えないといけません。

グーグル先生に検索ワードを打ち込めば階段バリアを解決するスキル向上につながる研修や講座情報がいくらでも出てきますし、有益な動画・テキスト情報も溢れています。

介護タクシー事業者は階段介護に対応するスキル向上やノウハウの引き出しを増やすべく、情報アンテナの感度を高めなければならないんですよ。

 

階段昇降に関わる介助を求めるケースとは

階段介護を依頼するケアマネ・相談員・家族としては階段バリアが立ちふさがっていることは十分認識しながらも、何とかこの困難な状況を助けてくれる人はいないか?と必死に情報収集しています。

住み慣れた自宅からの外出、温もりと思い出が詰まった場所に帰りたい、、、という思いはお客様のみならず、私たちにも当然ありますよね。

階段昇降に悩まされているお客様の身体状況/外出環境は以下のような場合が見受けられます。

◆脳血栓で倒れて半身まひになり、10段以上ある自宅の外階段昇降に危険性を覚えている
◆檀家先のお寺本堂につながる階段が20段以上あり、歩行器がやっとの高齢者には昇降がつらすぎる
◆階段の幅がせまくて介護保険レンタルのいす式階段昇降機が取り付けできない
◆杖歩行の高齢者が手摺無し外階段30段を往復しているが、転落しないか心配
◆要介護の父親の体重が60キロ以上なので外階段10段を介助する自信がない

 

このような階段バリアに悩んでいる方の問題を解決してくれるサービス事業者はいないか?と白羽の矢が向けられたのが介護タクシー。

その介護タクシーという外出サポートのプロにたどり着くまでに、ケアマネや相談員はいろいろ思い悩んだこともあったと思います。

✔50㌔以下体重なら対応できていたヘルパー自身も腰痛悪化して無理になった
✔搬送1回あたり5万円以上の税金コストがかかっている救急車は緊急性から外れているので依頼できない
✔介護をやったことのない家族に階段介護は荷が重すぎる

 

このような悩みに応えられないで歯がゆくなりませんか?

依頼があったにも関わらず、スキル不足・準備不足でお断りするってもどかしい気持ちにならないでしょうか。

階段介護依頼を断り続けていると、当然、対応できる事業者に依頼が向けられ、その事業者はスキルと経験値が積み重なって認知力が上がり、信頼ある介護タクシーブランドが構築されていく。

難解な依頼にも応えてくれた・応えようという姿勢が感じられた…この事実はキーパーソンの心理に確実に刻まれます。実際、階段介護に応えてくれない介護タクシー事業者が多くてたらい回しを受けたケアマネを知っていますし。

 

どちらに仕事を依頼したくなるか、、わかりますよね。

外出先バリアを解決できるスキル・ノウハウを提供して、移動できる喜びや外出先で出逢う人々とのふれあい実現を支える、私たちにしかできない仕事を、そう簡単に諦めてしまってはダメだと思うんです。

階段介護をお客様に負担なく安全に・確実に提供するためにやるべきこと出来ることはありますよ。

 

安全な階段昇降に応えるために介護タクシー事業者が備えるべきこと

1) タクシー乗務員だからこそ筋トレ&有酸素運動をすべき

一般タクシーほどの乗務回数や拘束時間はないものの、基本的に座りっぱなしの介護タクシー乗務員は、日頃から意識して運動していなければ下肢筋力はすぐに落ちて体力低下まっしぐらです。

我々(介護タクシー事業者)は、まず、他の業種より運動不足で怠け者であることを認識すべきです。運動毎日やっているよ、という乗務員は読み飛ばしてください(笑)

身体全体の70%を占める下肢筋力へ適度に負荷をかける運動をしなければ、ぽっこりお腹・太もも&ふくらはぎヒョロヒョロのいわゆるオッサン体型の完成です。

私は下記画像のようなオッサン体型に絶対になりたくないので

太ったオッサン体型

醜いオッサンのお腹

ストレッチ運動や腹筋・スクワット・腕立て伏せを実施して体型のキープと体力維持・向上に努めています。また、大好きなゴルフのドライバーショットで300y飛ばしたいので(笑)、専用筋トレもほぼ毎日やってます。

おかげさまでぽっこりお腹と猫背姿勢がアップデートされ、ハードな身体介助にも余裕をもって臨むことができてます。

ランニングや筋トレを継続せずに、お客様への安全運行と介助を提供しつづけることはできないんですよ。ミリ単位のペダル操作や道路状況を的確に読みとって予期せぬ事故を回避する…この危機回避力やそれを成すための集中力も、健全な身体があってこそです。

身体を鍛えていないとその自信がなくなるんですね、やるべきことをやっていないから。

 

月日を重ねるごとに身体の重さや節々の痛み・腰痛悪化を感じ取っているはずです。その身体の異変を今年もみて見ぬふりするんでしょうか。

ましてや、介護タクシー事業者の年齢層は40代~60代が大半を占めていますから、基礎体力向上につとめる意識は何よりも重要です。

この件に関して、「昔からコツコツ続けられないから」とか「体力には自信があるから」という自分都合の言い訳は通用しないです。

 

やるか やらないか

この2択ならどちらを選びますか。

 

2) 階段昇降機が無くても現場ですぐに提供できる階段介護スキルを習得する

大人1人でも車いすごと階段昇降させる介助スキルは下記のブログで紹介しています。

この階段介助スキルはかなり効果的です。介護タクシー事業者は絶対に習得すべきスキルだと断言できます。

エネルギー配分としては、コツ6:基礎体力4で車椅子ユーザーをそのまま階段昇降させることが出来るのですから。※スタンダード車椅子に限る

この階段介護スキルのおかげでスタッフを雇わずとも階段昇降を安全に行えましたし、一定時間、訓練しないと身に付かないスキルなので階段介助料金を頂く外出サポートの矜持も合わせてPRできます。

■階段介護のために新たにスタッフを雇用する={お客様にとって料金負担増・事業者にとってコスト増}
乗務員一人で階段介護できる={お客様にとって負担割安・事業者にとって売上増}

この違いは大きいです。

 

また、このスキルは階段以外にも玄関先のちょっとした段差や砂浜/ぬかるみを乗り越える場合もウィリー介助として応用できるんですよね。車椅子を後ろに傾けているのにふわっと軽くなる黄金角度を体得できます。

ただ、このような効果的な階段介護スキルも、乗務員自身の基礎体力(握力・腕力・下肢筋力)がしっかりしてこそ実現可能なわけです。スポーツもやらない・ウォーキングすらもしない運動不足野郎が臨んでは転落の危険性をはらみます。

 

お客様への安全安心を提供できる自信がないのであれば、この階段介護スキルは止めておいたほうがいいです。事故が起きてからでは遅いので。

では、腰痛もちの体力低下気味の介護タクシー乗務員はやっぱり階段介護依頼を断り続けなければならないのか?

 

そんなことはありません。

専用ツールを使ってラクになっちゃえばいいんですよ。

階段昇降機らく段なら介護タクシー車両に詰んでラクに安全に階段昇降OK

沖縄県で撮影した可搬型階段昇降機・らく段の外観

階段昇降に悩む利用者と介助者の安全とラクラクを提供するためだけに設計された専用ツール、それが、可搬型階段昇降機らく段です。

他社の階段昇降機よりもスリムな外観と折り畳み可能に仕上げているため、車両に詰め込みながら車椅子ユーザーを送迎、現場で階段昇降…というアプローチも可能なんです。


まさに、介護タクシー事業者のために開発されたようなものです(笑)。おかげさまでデイサービス事業者にも購入いただきました。

ノンバリアフリー団地やアパートのせまい階段踊り場でのアプローチにも大きく役立ってくれますし。

脂汗かきながら「転落させてしまうんじゃないか…」冷や汗かいて「あぁ、また断らなきゃいけないのか…」と不安やストレスを抱えることはもうありません。

階段昇降機らく段は介護保険レンタル適用の商品ではないものの、女性でも扱えるようになれるシンプル操作さと利用者の身体に負担をかけない安定昇降能力が強みで、階段介護依頼に大きなチカラを発揮してくれます。

 

介護タクシー事業者向け・階段昇降機3つの導入をご提案しています

あ、とても大事なことを言い忘れていました。

介護タクシーめぐり
介護タクシーめぐり

私、介護タクシー事業の現場で働きつつ、搬送機器の代理店も経営している合同会社めぐりの代表者なんです(笑)

なので、介護タクシー事業の困りごとを身をもって体験していますから、最適な道具を提案できるんですね。ということで昇降機導入にあたっては3つの選択肢をご用意しています。

①いつでも手元にある購入
②使いたいときだけレンタル
③定額支払いで経理も楽々のリース

 

購入にあたっては小規模持続化補助金を活用すれば、お得に導入することも可能ですが、地域の商工会/商工会議所の経営指導員と一緒に事業計画書を作成することをおすすめします。とまぁ、そんな感じでらく段導入を検討の際は下記ボタンからお申込みください。

階段昇降機らく段導入はこちら

まとめ

バリアフリー・ユニバーサルデザインなどという概念が無い時代に設計された施設・住宅・団地・アパートの階段から外出をもとめるお客様は数多くいらっしゃいます。これから更に顕在化していくことでしょう。

備えるべき体力向上・階段介護スキルに加え、専用設計の階段昇降機を加えて外出サポート体制を強化してほしいと思います。

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